まずはタバコの薬理的作用について知りましょう。
タバコとは何か?
その薬理作用を正しく知ることが重要です。タバコがあなたを巧みに騙していることに、まず気づいてください。タバコは麻薬に似た比較的強い常習作用に
よって、あなたを巧みに騙しています。
タバコを吸うと臭い!?タバコを吸うと肺ガンになりやすい!?タバコにかかる税金はナント63%!?そのようなネガティブな知識は、卒煙にとって、
ど~でもいい知識です。もしマイナス材料を打ち消すためだけにタバコをやめるのであれば、モチベーションがいまいち高まりませんし、何だか気持ちも暗
くなります。
問題なのは、あなたが今タバコに対して持つポジティブな知識です。すなわち、喫煙のメリットと思われている部分です。例えば、タバコを吸うとリラック
スする。タバコを吸うと集中力が上がる、、などなど。これらのポジティブな知識のほうが大問題なのです。これらのポジティブな知識が、あなたに喫煙を
続けるための「言い訳」を与えています。
さて、これらのポジティブな知識は事実でしょうか?ある意味100%事実で、ある意味100%嘘です。
よくよく冷静になって考えてください。タバコを吸ってリラックスするためには、一つの大前提が必要です。
「タバコを毎日吸っている」という大前提です。
タバコを吸っていない人が急にタバコを吸っても、決して気持ちがリラックスすることはありません。気持ち悪いだけなのです。もう忘れたかもしれません
が、初めてタバコを吸った時を思い出してください。決してリラックスは、しなかったはずです。
タバコを常習していて初めてタバコを吸ってリラックスできるのです。
これが一番重要なポイントです。喫煙者はタバコを吸っていないとイライラするので、タバコを吸うとそのイライラが収まり、気持ちがリラックスしたと錯覚するのです。
非喫煙者は、タバコを吸っていないために、常にイライラしているような状態はありません。
これがタバコがあなたを巧みに騙すテクニックです。タバコに騙されてはいけません。タバコの最大のデメリットは、実はタバコを吸っていないときにある
のです。タバコを吸っていないとき、タバコは貴方をイライラさせ続けています。